2006.10.03

テレビの言葉3

例によって揚げ足取りです。(^_^;)

その1 かなり旧聞に属しますが、夏の甲子園の大会で
スポーツリポーター氏 綺羅、星のごとく現れたS投手・・・
綺羅、星の如く美しい衣服(綺羅)を着た人が星のように輝いて見える。という意味ですから、S投手が輝いて見えると言うのであれば現れたという表現はどうですかね?

広辞苑
綺羅星:(もと「綺羅、星の如く」から)暗夜にきらきらと光る無数の星

とあります。S投手が無数に現れることもないでしょう。
星に例えたいなら彗星のごとく現れたという言い方があります。

広辞苑
彗星の如く:ある世界に有望な新人が突然はなやかに現れ出るさまのたとえ。

その2
自民党の総裁選挙は3氏の一騎打ちとなりました。

3人で一騎打ちってどうやるの? (?_?)
三つ巴の戦いとでも言えば良かったかも。

その3
やはり自民党の総裁選で 内紛を争うことになりそうです

内紛を争うって もっともこれに類する言い方はそれこそ星の数ほどありますね。被害を被る犯行を犯す等々。

その4
大相撲千秋楽の結びの一番。懸賞が51本居並びました
懸賞は土俵をぐるぐる回りますよね。でも居並んだら回れないのでは。(^O^)

広辞苑
居並ぶ:並んですわる。席を連ねてすわる。列座する。

おまけ

テレビの言葉ではないですが、某大新聞社発行の雑誌に韓流次代のイケメンスター早もの買い

早い者勝ちという言い方はありますが、早もの買いって聞いたことがない。(=_=)

広辞苑  早物:葬具   早物屋:葬具屋

あれっ。イケメンスターが葬具を買ったの?(*_*)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.08.24

小泉八雲の日本語

松江市の小泉八雲記念館に行きました。

ケロケロはこれまで、小泉八雲は日本語に熟達し、雨月物語などの日本古典文学を読みこなし研究した上で、「怪談」を著したものとばかり思っていました。

ところが記念館に展示してあった妻節子さんの手紙を見て、小泉八雲の日本語のレベルは、この程度だったのかと驚きました。(*_*)

節子さんは士族の出でしたから、当然それなりの読み書きの教養はあったはずです。

あの手紙は八雲の日本語のレベルに合わせて、敢えて幼稚な日本語にしたとしか思えませんでした。例えば

パパサマ、アナタ、シンセツ、ママニ、マイニチ、カワイノ、テガミ、ヤリマス、ナンボ、ヨロコブ、イフ、ムスカシイ、デス。

ケロケロが関わっている日本語の勉強グループで言えば、入門レベルかせいぜい初級1のレベルです。

節子さんは雨月物語などの古典を八雲が理解できるレベルの日本語で読み聞かせたのでしょう。

八雲は文学者の感性で妻の話を理解し、「怪談」などの作品に仕立て上げたのでしょう。

つまり八雲の作品は夫婦の共同作業の産物だったのではないでしょうか。

・・・・・・・・・パパノカオ、ト、カワイノ二人ノムスコ、シカシ、ユメ、マイバンミマスヨ。・・・ママ セツ カラ
ミナ人 ヨキコトバ イイマシタ パパサマハ カラダ ダイジスル、クダサレ

本当に心のこもった手紙ですね。

Siominawate 記念館の並びは塩見縄手という武家屋敷跡です。

散歩するのにいいところですが車の通行量が多いのが難点ですね。(^_-)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.08.13

テレビの言葉2

暑いですね~! こう暑いと外に出るのがおっくうになります。
ついついテレビを見る時間が長くなります。
気分的にも苛立つことが多くなるせいか、テレビの言葉遣いが気になります。
そこで、耳障りと感じた言葉遣いを列挙してみました。(^_^)

1.(年金生活者が実質的に増税になって)貯金を切り崩す人が・・・・。
  貯金は取り崩すことはあっても切り崩すことはないと思いますがねぇ。

2.(事件の容疑者について)事件を起こすようなには見えませんでした・・・・。
  容疑者にという敬語を使う必要があるんですかねぇ。(>_<)
  何でも丁寧語を使えばいいってもんじゃないでしょうに。

3.警察の捜査に不信感を培っています
  培うは広辞苑によると「能力や性質を養い育てる。」となっています。
  不信感って培うに値するものなんですか?  
  「不信の念を抱く」「不信の念を募らせる」などが宜しいのでは。

4.(豪雨災害の際に)自然の猛威を目撃した張本人のAさんは・・・。
  いくら何でも張本人はないでしょう。当事者とかご本人とか別の言い方があるのに。

5.(駅弁を紹介したレポーターが)高くて美味しい弁当がよく売れるそうです。
  これは高くてもを言い落としたも抜け表現?

6.我々のカメラが初めて潜入を試みました。
  白昼堂々と車で乗りつけて潜入はないでしょう。もっとも、暗闇にまぎれて忍び込んだのではテレビカメラでの撮影は無理かも知れませんが。

7.A選手は空前絶後の大記録を達成しました。
 空前はともかく、絶後はいかがなものかと思いますね。A選手にはこれからも記録更新のチャンスがあるわけですから。

8.雲が多く気温は控えめになりました。
 気温って控えることが出来るんですかね~? 気温は低めとなりましたと言いたかったんでしょうか。

9.柵はあらかじめ外れていました。
 柵が意志を持って自分から外れていたとでも言うんでしょうか。
「柵はあらかじめ外されていました。」であれば誰かが(何らかの意志を持って)柵を外していたことになります。しかし、これですと事故が起きることを見越しての行動になります。「柵は(かなり前から)外れていました。」でいいのでは。

10.(某地方局の地元紹介番組)海岸にたたずむ記念碑
 記念碑って、たたずむものですかねえ。

広辞苑によれば
たたずむ:(1)しばらくその場に立っている。立ちどまる。
      (2)さまよう。ぶらつく。徘徊する。
とあります。記念碑が徘徊しちゃ困ります。

以上、テレビ言葉への八つ当たり10連発でした。(^^;)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.03.18

いってらっしゃい

日本語ブームとかで、ひと頃テレビの日本語クイズ番組が花盛りでしたが、どれも似たり寄ったりで変わり映えがしないなあと思っていました。(^^)

中には正解とされた解答に納得できないものもありましたねえ。(-_-)

例えば、ドラマ仕立ての問題で、ある奥さんが家の前の道路の掃き掃除をしているところに近所の男性が通りかかります。
当然、挨拶を交わすわけですが、その奥さんは別れ際に「行ってらっしゃい。」と言いました。

ところが夕方、奥さんが自宅にいるところに、朝の男性が「ただいま。」と言って入ってきたのです。

つまり、朝、奥さんが「行ってらっしゃい。」と言ったのは間違いだったと言うのです。

行ってらっしゃい。」は「行ってまたここへ帰ってこい。」という意味だから同居している家族にしか使えないという解説でした。

でも、これって変ですよね。(?_?)
じゃあ、あのとき奥さんは何と言えば良かったのかという説明はありませんでした。
そこで、何と言ったらいいかケロケロが考えました。
1.さようなら
2.行きなさい
3.ご無事で
4.何も言わずお辞儀する
どれも変ですよね。

日本語の会話では「うち」と「そと」を重視します。
例えば、「うちの会社」「よその会社」、「うちの課」「○○課」といったように使い分けます。

くだんの奥さんが通りかかった同じ町内の男性をに「また同じ町内(うち)に帰っていらっしゃい。」という意味で「いってらっしゃい。」と挨拶してもおかしくないと思うんですよ。

集団登校している小学生に「いってらっしゃい。」って声をかけることは少しも不自然じゃないですよね。('_')

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.02.02

四字熟語

100円ショップで四字熟語辞典を買いました。(^_^)

100円といっても侮るべからず。約1000の四字熟語が収録されています。

これを読んでいると、今世間を騒がしているいろいろな事件に

使えそうなものが、たくさんあります。

以下、いくつかを挙げてみましょう。

羊頭狗肉(ようとうくにく):見かけは立派だが、中身は劣っている

こと。見かけ倒し。

せっかく買ったマンションが実は地震に弱い代物だったり、

急成長したIT企業が実はマネーゲーム虚業だったなどにぴったり。

安全だという触れこみの牛肉が、実はそうではなかったなども

この類ですかね。(@_@)

空中楼閣(くうちゅうろうかく):もとは蜃気楼をさす言葉。

転じて根拠のないむなしい事柄。現実性の乏しい考えの意。

類語:空中楼台・砂上楼閣

食や生活環境の安全神話など、もろくも崩れ去った感がありますね。

自分の身や財産は自己責任で守れということでしょうか。(=_=)

尸位素餐(しいそさん):ある地位についているにもかかわらず、

職責を果たさず、無駄に給料をもらっていること。

何もしないどころか、年金を食いつぶす役人や、天下りのために

談合の手伝いをするなどはもっとひどい。(>_<)

その他にも検査会社、監査法人など数え上げたらきりがない。

唯々諾々(いいだくだく):物事の善悪や是非にかかわらず、人の

言いなりになること。

某国の首相は某国の大統領に唯々諾々と従っている「ポチ」と

言われています。(-_-;)

天網恢々(てんもうかいかい):「天網恢々疎にして漏らさず」の略。

天の網は目が粗いようだが、悪人を決して取り逃がさないということ。

是非こうあってほしいですね(^o^)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.01.06

超○○

中国出身の高校生の質問です。
彼女は若いだけあって、日本語の習得が早く、話し言葉は全く不自由なく使いこなしています。
しかし、書き言葉はちょっと苦手のようです。

先日、こんな質問を受けました。
「童話を読んでいたらたいそう喜びましたという言葉がありましたが意味がわかりません。」すべて耳から覚えるので、辞書は引かないのだそうです。

たいそう(大層)は、とてもたいへんひじょうになどと同じ意味です。」
と言ったところ、

「ああ、チョウと同じですか。」

「うーん。若い人はチョウ○○という言い方をよくします。
でも、年取った方はあまりチョウ○○という言い方をしません。
年上の人と話すときはチョウ○○という言い方はしないほうがいいでしょう。」

この説明はちょっと舌足らずだったようです。(^^;)
年配者でも超特急、超能力、超満員などは違和感なく使っていると思います。

ケロケロも超+名詞の場合は、あまり違和感がありませんし使いもします。
ですが、超+形容詞、超+動詞は使わないし聞いて違和感を持ちます。
超+形容動詞の場合は、どっちつかずな感じです。(-_-;)

広辞苑(第5版、電子辞書)によると
ちょう(超)テウ
(1)とびこえること。程度をこえること。「超過・超越」
(2)ぬきんでること。かけ離れてすぐれていること。「超然・超人」
(3)(接頭語的に)ア.程度一杯をさらにこえる意を表す。「超満員・超特急」
イ.「ウルトラ」「スーパー」などの訳語。「超国家主義・超現実主義・超関数」

ここまでは超+名詞ですが、
(4)俗に、その語の内容をはるかにこえていること。「~忙しい」「~愉快

アレッ。広辞苑では超+形容詞、超+形容動詞を認めているの?(@_@)

世の中が進んでいるのか、ケロケロが遅れているのか。たぶん後者でしょうね。(^_^;)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.01.02

新年

明けましておめでとうございます。
日本中で今一番飛び交っている挨拶です。(^_^)
でも、テレビを見ていると、ときどき
新年明けましておめでとうございます。」という挨拶を耳にします。
ケロケロはこの挨拶が妙に気にかかるんですよね。(-_-)

いつだったか、今はやりの日本語番組で金田一秀穂先生
新年おめでとうございます。と明けましておめでとうございます。が
重複して使われているから好ましい使い方ではない。」
という解説をしていました。
さらに「新年明けたら来年になってしまう。」という意味の発言もありました。

明ける」には「一定の期間・時間が終わる」という意味があります。
夜が明ける。梅雨が明ける。夜勤明け。連休明け。などそうですね。
新年明けたら来年になる」というのはなるほど納得です。(^^)

fuji
まあ「一富士二鷹三なすび」って言いますから、富士山の写真をどうぞ。
でも、一富士は良し、二鷹までは何とか許容の範囲として三なすびなすびってなんですかねえ。(?_?)
一説には静岡名産のなすびだといいますが、静岡名産だったら他にたくさんあるでしょうに。(^o^)

| | Comments (0) | TrackBack (1)

2005.12.30

筆順

最近の日本語ブーム(?)を反映してか日本語に関するTV番組が多くなりましたね。(^_^)
でも、問題の出し方に疑問を感じることがあります。
例えば筆順の問題です。

筆順に正しい筆順、間違った筆順はない。というのがケロケロの考えです。
文字は何のためにあるかというと、それは読むためにあるんです。

どのような筆順で書かれても読めれば文字としての機能は十分なはずです。
早い話が印刷の文字には筆順はありません。

では、なぜ筆順を気にする人がいるのか。
それは昭和33年に文部省(当時)が学校教育における漢字指導の能率を高めるために、教育漢字881字の筆順を定めた「筆順指導の手引き」を出したからでしょう。

しかし、「筆順指導の手引き」には「ここに採り上げなかった筆順を誤りとするものではない」と書かれています。

つまり、どんな筆順でも誤りとは言えないと文部省が言っているのです。
ですから筆順を出題して○×をつける根拠はないということです。

でも、多くの人が同じ筆順で文字を書くことにはメリットがあると思います。
それは自分の書き方と同じ書き方で書かれた文字は読みやすいからです。
筆順には正誤はないが、筆順を統一することは好ましいというのがケロケロの主張です。(^_-)

じゃあ、何もがたがた言うことはないだろう。」って言われそうです。

でもね、「正しい筆順はこうだから、それ以外の筆順は間違いだ。」と

されてしまうのには抵抗があるんですよねえ。(-_-;)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.12.24

有無

外国出身者に、市役所に届ける書類に「配偶者の有無」という欄があるが、配偶者は人間だから「有無」というのはおかしいのではないかという質問を受けました。
「配偶者は人間でしょう?」と言うのが彼女の質問です。

彼女は東京の日本語学校で「いる」は人間や動物に使い「ある」は樹木や非生物に使うと教わったそうです。

でも、そんなに簡単に済む話じゃないですよね。(^_-)

サンゴは動物ですが、「・・の海底に美しいサンゴが(   )。」という場合、(   )の中は、(いる)より(ある)の方がぴったりします。

タクシーは非生物ですが、終電車で帰ってきた駅前でタクシーを見つけたとき、

「良かった。タクシーがあった。」とは言わず、

「良かった。タクシーがいた。」と言う方が自然に聞こえます。

こんな質問をされるとケロケロは困ってしまいます。(^_^;)

日本人だからたって、日本語のことは何でも分かるんだってことはないですから。
ケロケロの説はこうです。

移動可能なもの(生物、非生物に関係なく)が「現在そこに存在する」ことを言う場合は
いる」、移動しないものの存在を言う場合は「ある」と言う。

テレビですごいロボットを紹介していました。時速6kmで走るんだそうです。
じゃあ、このロボット君は「いる」のか「ある」のか?
ウーンまた分からなくなってしまった。(?_?)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.12.21

杞憂

杞憂という言葉があります。

広辞苑(第5版)によると
(中国の杞の国の人が、天地が崩れ落ちるのを憂えたという故事に基づく)
将来のことについてあれこれと無用の心配をすること。杞人の憂い。取り越し苦労。

となっています。
つまり、「そんな心配はするだけ無駄」「そんなことは起こりえないよ。」ということらしい。

前5~3世紀の中国の戦国時代、列禦寇という人が著わしたという「列子(天瑞篇)」にある逸話だそうです。

 しかし、毎年襲ってくる台風、あちこちで頻発する地震などの自然災害。核ミサイル、テロなどの人為的災害。毎日のように報じられる殺人事件。せっかく手に入れたマイホームも震度5の地震で崩れ落ちる欠陥住宅かも知れない。これって、「杞憂だ」なんて言っておれないような・・・・。(-_-;)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.12.10

聖林

クリスマスが近づきましたね。

そろそろ「聖しこの夜」という歌声があちこちで聞かれるようなりました。
聖しこの夜」は英語で「Holy Night」というのだと思って、確認のため小学館英和中辞典をみました。
すると「Holy Night」という熟語は見あたらないのです。(?_?)

holy」という形容詞と「night」という名詞を並べているだけだったんですね。

でも日本語ではこれを「聖夜」という熟語に訳しています。

じゃあ、「聖林」はどうだ。言わずと知れた映画の都ハリウッドのこと。
ところが「holy wood」という熟語も見あたりません。

カタカナ語辞典で調べると「holly wood」となっているじゃありませんか。

スペルが違う。「holly」はモチノキ科の総称、セイヨウヒイラギの類、その赤い実のついた枝葉と書いてありました。

じゃあ、これを「聖林」と訳したら間違いなのか?
困ったときの広辞苑というわけで調べました。

ハリウッド(Hollywood)アメリカ映画産業の中心地。

俗に「holly」を「holy」と誤り「聖林」と書く。

アレレレレ・・・。 「聖林」と書いていたのは間違いだったの(?_?) 。

シ・知らなかった。(>_<)

何十年もHollywood聖林と書いて「聖なる森」だとばかり思っていました。(^_^;)
かといって「モチノキ森」「柊材」じゃ・・様にならないし・・。(-_-;)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.11.03

信州・甲州バスの旅1

SUWAガラスの里
バスツアーで諏訪湖のほとりにある「SUWAガラスの里」に立ち寄りました。
素晴らしいガラス工芸品が展示販売されているところです。
ただし、お値段も結構な金額です。まあ、目の保養のつもりで見学しました。(^_^)
ここで一番感動したのは、直径1メートルぐらいありそうなガラス球です。こんな巨大な球は並大抵の技術では作れません。
材質は光学ガラス(カメラや望遠鏡などのレンズに使う)です。
小さな塵も気泡も入らないように原料を溶解する技術、歪みが入らないように徐冷する技術、真球に研磨する技術のどれをとっても生やさしい技術ではないはずです。
ちょうど通りかかった案内の人に聞いてみました。
「これも売り物ですか。」
「はい。売り物でございます。」
「おいくらですか。」
2億円でございます。」
・?×△◇。(@_@)
ちょっと小遣いが足りないなあ。(^_^;)
年末ジャンボ宝くじでも当たったら買うか。(^o^)

影絵の森美術館
次に訪れたのは昇仙峡の影絵の森美術館です。世界的な影絵の巨匠、藤城清治氏の作品が展示してあります。
時間つぶしのつもりで、あまり期待せずに入ったのですが、幻想的な美しさと
ほのぼのとしたファンタジーにすっかり魅了されてしまいました。(*^_^*)
その他にも日本のゴッホと称される山下清氏展、ゲゲゲの鬼太郎の水木しげる氏展、ふるさと旅情画の安井康二氏展、漫才協団会長のうつみけいこ氏展も開催中でした。(^^)
これだけ見て団体割引料金600円。
おまけに飲み物とお菓子のサービス付きでした。(^o^)
絶対におすすめですよ。(^_^)/

sengataki あんまりゆっくりしすぎて、仙娥の滝を見損なうところだった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.10.17

鼻くそ

あまりきれいな話じゃないんですが・・・・(^o^)
中国出身のCさんから質問を受けました。
C:「子供が幼稚園で悪い言葉をおぼえてきて困ります」
K:「どんな言葉ですか」
C:「鼻くそが出るって言うんです」
K:「ああ、その場合は(ハナガデル)でいいでしょうね」
C:「ハナウンチじゃだめですか」
K:(笑いをかみ殺しながら)「ハナウンチって聞いたことがないですねえ」(*_*)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
外国人向けの日本語のテキストに「鼻くそ」という言葉が出てくることはありません。
でも、Cさんのお子さんのように日本のガキ大将と遊ぶようになれば、
こんな言葉はしょっちゅう聞くんでしょうね。
その日は日本語の教科書に出てこない言葉を取り上げました。
耳かす・耳くそ・耳あか・目やに・目くそ・鼻汁などと並べてみると、
前半は体の部分、後半は分泌物の状態を表す言葉だと気づきました。
「なるほど日本語ってうまくできているなあ。」と言うのが感想です。(^_^)

K:「目くそ鼻くそを笑うということわざがありますよ。」
C:「おもしろーい!。主人が私のことを悪口いうことですね。」
K:「いや、ちょっとそれは・・・・・。」
(まさか、Cさんご夫婦を「目くそと鼻くそ」とは言えませんからね。)(^_^;)

| | Comments (0)

2005.10.01

通用しない

電車の中で見た広告の文章が、どうにも納得できない。(-_-;)
ある語学学校の中吊り広告ですが、

日本はもはや日本語だけでは通用しない
と言うものです。

漢字と平仮名で書いてあるから、一応日本語でしょう。(^_^)
言いたいことも分かります。

「日本に住んでいるからと言って、外国語(特に英語)を知らないと不便なことがありますよ。」と言いたいらしい。

でも、この日本語の構文は、「名詞+は+動詞」ですから、
「日本は通用しない」が基本で「もはや日本語だけでは」は付属の部分ですよね。

もはや日本語だけでは」+「日本は通用しない」?? 何のこっちゃ? (?_?)

どうも「通用する」という動詞を使ったのがまずかったらしい。

手元のいくつかの辞書をみても
1.貨幣・言葉など 2.考え・規則・態度など 3.切符など 
が「広く用いられる・受け入れられる。」となっています。

「日本が(は)通用する」という言い方には無理があるみたいですね。

日本は もはや日本語だけでは 暮らしにくい」とでも言った方がわかりやすいし
「ふん、ふん。そうだよね。」と納得するんだけどなあ。(^_-)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.09.08

見舞われる

台風14号は各地に大きな爪あとを残しました。ほんとうに心が痛みます。
でも、少しばかり良いこともありましたね。

それは四国の早明浦ダムが貯水率100%になったことです。(^_^)

もう今年は水不足に悩まされることはないでしょう。

だからといって節水しなくても良いというわけでもありませんが・・・・。(^o^)

ところで例によってテレビレポーターの発言にいちゃもんをつけますね。(^_-)

あるテレビ局のレポーターが「早明浦ダムは待望の雨に見舞われました。」と言っていました。

に見舞われる」という言い方の場合、「」は好ましくないものを指すのが普通だとおもいます。

好ましくないものを待望する人っていませんよね。(^-^)

広辞苑(電子版)
みまう(見舞う)
(4)(天災・攻撃などが)襲う。「台風に見舞われる。」「げんこつを一発見舞う。」

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.09.05

怪我人はいませんでした

火事や事故などの際に、
1.「・・・・怪我人はいませんでした。」という報道があります。
2.「・・・・怪我人はありませんでした。」と言う場合もあります。
ケロケロは「・・・・怪我人はありませんでした。」のほうに軍配を上げたいなあ。
1.「・・・・怪我人はありませんでした。」は「誰も怪我をしなかったということがはっきりしているけど
2.「・・・・怪我人はいませんでした。」は「(誰かが怪我をしたと聞いて駆けつけてみたが、その)怪我人は(すでに病院に搬送されていて、事故現場には)いませんでした。」という意味にとれなくもない。何だか違和感があるなあ。(=_=)

交通情報で

1.「新幹線は定刻通り、運転されています。」と
2.「新幹線は定刻通り、運転しています。
の二通りの言い方がありますね。
1.は新幹線(システムや車両)が誰かによって運転されている。「運転している動作主体は別にいる。」ということかなあ。
2.は「運転している動作主体は新幹線そのもの。」ということだから、「じゃあ、新幹線は何を運転しているの?」って聞きたくなる。(~o~)

1.地震が起きる確率は○○%
2.地震が起こる確率は○○%
この違いはなんだろう? 「寝そべっていた風太くんが起きあがった。」と言うが「寝そべっていた風太くんが起こりあがった。」はちょっと変。(@_@)

うーん、偏頭痛になりそうだから、今日はこの辺で思考停止にしようっと。(^_^)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.08.29

頭の体操 犬の散歩

犬の散歩
健康のために散歩するのが日課のようになっています。
その散歩の途中で、ときどき首をかしげたくなるような張り紙や広告を見かけます。

犬の散歩をしないでください。(?_?)
うっかりすると見過ごしてしまうような張り紙ですが、よくよく考えると変ですよね。
犬の散歩」って何? 「だれが「犬の散歩」をするの?
「犬の散歩」は「犬がする散歩」ですから、「犬の散歩をしないでください。」は「(あなたは)犬がする散歩をしないでください。」ということになりませんか?(^^;)
正確に言うと「犬に散歩をさせないでください。」「犬と(いっしょに)散歩をしないでください。」と言うべきでしょうね。でも「犬の散歩をしないでください。」で意味が分かってしまうところが日本語の便利さかもしれません。

方向指示器を出して・・・
「○○のお客様は方向指示器を出して左へ寄ってください。」という看板を見かけました。○○はスーパーの名前です。「方向指示器を出す」って、ちょっと変だと思いませんか?
昔の折りたたみ式の方向指示器だったら「方向指示器を出す」という言い方も納得ですが、
今は100%ウインカーですから、「方向指示を出して」と言うべきじゃないでしょうか。ウインカーを放り出したら困りますよね。(^O^)

犬のフン、持って帰れば・・・
遊歩道に「犬のフン、持って帰れば町の美化」という標語を見かけました。
「犬連れで散歩する人は、自分の犬がフンをしたら、そのフンは持って帰ってください。」という趣旨のようです。

でも美化とは現状より美しくすることですから、自分の犬がしたフンを持って帰ったからと言って美化にはならないでしょう。今までどおり(現状維持)になるのではないでしょうか。
すでに落ちていたフンを持って帰れば美化になるでしょうけどね。

と言った具合に、つまらないケチをつけながら散歩すると頭の体操になるかも・・・・。(^_^)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.08.02

いとこちがい

ある時、タイ出身のTさんからこんな質問を受けました。
いとこの子供は何といいますか。
えっ。(?_?)
いとこの子供って何だろう。ケロケロは答えることができませんでした。(/_;)
幸い電子辞書を持っていたので、「~いとこ」「いとこ~」を調べまくりました。
すると「いとこちがい」が見つかりました。

広辞苑第5版(電子版)
従兄弟違い:自分と父母のいとこ(自分といとこの子)との間柄
 
でも、

あの子は私のいとこ違いです。」

と言っても、果たしてどれだけの人が分かってくれるでしょうか。(@_@)
特に外国人が言ったら

そんな日本語ないよ。

なんて言われてしまいそうです。

Tさんには

あの子は私のいとこの子です。」

と言うほうが無難だと言っておきましたが・・・。(-_-)

外国人から思わぬ質問を受けて、戸惑ってしまうことがよくあります。(-_-;)
ケロケロの仲間(日本人スタッフ)の間でも、

日本人なのに日本語を知らないって思い知らされることがちょくちょくある。」

という話がよく聞かれます。
もっと勉強しなくちゃ。(^_^;)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.07.22

テレビ語 2 発覚

最近TVで「発覚する」と言う言葉をよく聞きます。
発覚とは隠していたこと(悪事など)が明らかになると言う意味だと思うんですが、
必ずしもそのようには使われていないようで違和感があります。
今日も某局の男性アナウンサーが

Kさんのお父様が、亡くなっていたことが発覚しました。」

と言っていました。Kさんはタレント(俳優)さんです。

広辞苑:
発覚 罪悪・陰謀または秘密のあらわれること。露見。「悪事が発覚する」

Kさんのお父様がお亡くなりになっていたことがわかりました。

Kさんのお父様がお亡くなりになっていました。

でいいのではないでしょうか。

むやみに漢語を使わず、和語でいえばいいのにと思いました。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.07.15

テレビ語

以前のことですが北海道のニセコがオーストラリア人に大人気という報道がありました。
夏のオーストラリアから冬のニセコにスキーやスノーボードをやりに来る人が多いというのです。
そのニセコの状況をレポートした某局の男性リポーターが、
「ほんとうにオーストラリア人だらけです。」と言ったのです。(@_@)

ちょっと待った! 「○○だらけ」という言い方は、血だらけ・泥だらけ・ごみだらけのように

好ましくないものがたくさんある」ときに言う表現ではないでしょうか。(-_-;)

広辞苑には
「接尾語」 そのことが多くあるさま、また、そのものにまみれ汚れたさまを表す

とあります。オーストラリア人は好ましくない人たちであるということですかねえ。
ずいぶん失礼な言い方ですよね。

でも、こんなことはそれこそ枚挙にいとまがないほどたくさんあります。

昨日、夕方の番組(関東では4ch)で箱根の安い宿を紹介していました。
その時のナレーターの言葉遣いに唖然としました。

女性ナレーター:

(遠くに人影が見えた)「あそこに人がいらっしゃいますねえ。」(?_?)

自分と何の関係もない、どこの馬の骨かも分からない人物に、尊敬語を使う必要があるんでしょうかねえ。

あそこに人がいますね。」「あそこに人がみえますねえ。」程度で十分でしょう。

男性ナレーター

「(○○円で)フランス料理がいただけます。」
「メニューを拝見すると・・・・。」(>_<)

これではメニューや料理を提供するホテル側が上位で、お客さんがへりくだっている表現です。
拝見する」「いただく」が謙譲語であることを知らないとしか思えません。

いらっしゃる」「いただく」「拝見する」を「いる」「たべる」「見る」の丁寧語と思っているのでしょうか。

ナレーターは話すことのプロであるべきでしょう。
尊敬語、謙譲語、丁寧語の使い方が分からないようでは、プロ意識に欠けていると言われても仕方ないことでしょうねえ。(-_-)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.07.08

バスガイドさんの言葉

バスツアーに行くとどうしても添乗員さんやガイドさんの日本語とお付合いをしなければならなくなります。(^_^;)
ケロケロにとってこれがなかなか難儀なんです。
~させていただきます」を濫発するし、「お車のほうにお戻りください」などと言われると「~してくれって頼んでないよ」とか「車のほうじゃなくて車に戻ればいいんだろ」と毒づきたくなります。

でもまあ時流だから仕方がないとあきらめるとしても、今回の北海道のガイドさんは凄かった。

人柄は良さそうだし、熱心なベテランといった感じの方でしたけど、これが日本語かと思うような言葉を三日間聞かされる羽目になりました。

例えば、「(海が遠浅で)アサリなども採られて参りますところとなってございます

エゾカンゾウが何げに咲いているということが出来て参ります

何のこっちゃ?」って言いたくなるでしょう。

バスガイドさんにとって「話し方」は重要な技能ではないかと思うんですが、バス会社は話しの訓練をやっていないんでしょうかね。

最近、長時間録音できるマイクロレコーダーが安く売られています。

ガイドさんに持たせて、ガイドさんの話し方をチェックすることは簡単に出来ると思うんですがね。(-_-;)

のべつ幕なしにしゃべり続けることがサービスだと勘違いしてもらっては困るんですけどね。

です・ます体」を基本として簡潔な説明をしてくれたら有り難いんですがね。

「~させていただきます」は「~いたします」で十分です。

「~になります」は、ほとんどの場合「~です」「~でございます」で間に合います。

「~のほう」は「方角や選択」の場合以外は使わない。これだけを心がけるだけで、ずいぶんすっきりした日本語になると思いますよ。(^_-)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.07.01

とうきょう散歩2

gijidou

食事がダメなら見学は?これが意外とすんなりOK。(^_^)v

「裏へ回って参議院の参観者受付で申し込めば見学できます。」ということでした。
国会議事堂って広いですね。裏に回るのに一汗かいてしまいましたが、
簡単な手続きで見学できることになりました。
このときの見学者はケロケロを含んでたったの4名。

しかもイケメン衛視さんの案内付きです。(^_^)
先ず展示休憩の大広間で旧貴族院の看板、明治天皇の玉座、参議院議員の議席(着席できます)その他の展示物を見て予備知識を仕入れます。
本会議場の傍聴席に座り、国会議事堂の全体の歴史・構造、議場の構造、席割り、衆議院と参議院の共通点と相違点など詳しい説明がありました。
後は議事堂の中を連れ回されて、「ここが委員会室」「ここが○○党の控え室」などと説明を受けましたが、なかなか頭に入りませんでした。(^_^;)
ただ、材料や工法が当時の最高のもので贅を尽くした建物であることは分かりました。
天皇の御休所(ごきゅうしょ)の絨毯、格子天井の装飾画、扉の装飾、シャンデリアなどは当然でしょうが、一般廊下のタイルが大理石のサイコロ(一辺が約2cmの立方体)であるとか、柱が大理石から切り出した1本物であるとか。

その他にもいろいろ説明してもらいましたが、圧倒されて記憶に残りませんでした。(*_*)
議員さん並に赤絨毯を踏むこともできましたし、最後は最高の撮影ポイントまで案内してもらいました。
国会構内の前庭には遊歩道があって、その両側に「都道府県の木」が植えられています。

東京がイチョウ、埼玉がケヤキ、京都がキタヤマスギ、新潟がユキツバキなどなるほどと納得できる木が植えてありました。
ただ宮崎のココスと愛知のハナノキは「・・・ん?」でした。

案内してくださった衛視さんはたいへん親切で感じのいい方でした。(*^_^*)
丁寧にお礼を言って構外へ出ました。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.04.29

におう

  marubautugigakuutugiutugi

今日散歩していたら、あるお宅の庭に、ウノハナ(ウツギ)が 咲いていました。

だいぶ前のことですが、公民館で野の花観察講座がありました。

その時の講師の先生が、「夏は来ぬという歌に、卯の花のにおう垣根にという歌詞があるが、あれはおかしい。卯の花はにおいません。」とおっしゃったのです。
でも、これは先生の間違いですね。「におう」という言葉には 「香り・臭気がする」の他に「色が美しい」という意味があります。

「卯の花が色鮮やかに咲いている」と解釈すれば、ちっともおかしくないわけです。

広辞苑第5版
におう(匂う・臭う)ニホフ
1.木・草または赤土などの色に染まる。
2.赤などのあざやかな色が美しく映える。
3.よい香りが立つ。
4.悪い臭いがする。臭気がただよう。
5.生き生きとしたうつくしさなどが溢れる。
以下略

万葉集の
むらさきのにほへる妹を憎くあらば人妻故に我恋ひめやも      大海人皇子

のにほへる妹は「香水をプンプンさせているあなた」というより 「かがやくように美しいあなた」と解釈する方が自然だと思います。

ウノハナは正式にはウツギといい、アジサイと同じユキノシタ科の落葉低木です。

○○ウツギという何種類かあって、なかなか見分けがつきません。(?_?)
ウツギによく似た花にオトコヨウゾメがあります。「オトコヨウズミ(男用済み)」ではありませんよ。(^_-)こちらはスイカズラ科ですが、遠くから見ると識別できません。葉の色艶や葉の縁のギザギザ(鋸歯)で区別できます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.03.30

うかがう

某社の光ファイバーのCMで「光ブロードバンドに入るチャンスを
うかがっていた皆さん」というような言い方をしていました。
これって変な言葉遣いですよね。

広辞苑第5版
窺う:
1.のぞいて様子を見る。そっと様子をさぐる。
  「寝息をうかがう」「鼻息をうかがう」「顔色をうかがう」
2.ひそかにつけ入るすきをねらう。
3.時期の到来を待ち受ける。
 「くにをうかがうはかりごとをわきはさむ」「武士の寝しずまるをうかがひて」「反撃の機をうかがう」

などあまり好ましくない語義と用例が挙げられています。

他のいくつかの辞書を見ても、
「気づかれないようにひそかに見る」「のぞいて様子を見る」
「そっと様子をさぐる」「ひそかにつけ入るすきをねらう」
「ひそかに時機の到来を待ち受ける」「物のすきまなどから、そっと様子をのぞき見る」
「それとなく様子をさぐる」「ひそかによい機会の来るのを待つ」

などなど、窺っている本人は何か良からぬことを企んでいるとか、負い目があって卑屈な態度であるとか、
あまり良いイメージのない言葉であることが分かります。

「空き巣にはいるために家の中の様子を見る。」「人の失敗を待ちのぞむ。」

などのときにはぴったりの表現です。

某社は光ファイバーに加入することは良くないことだとでも言いたいのでしょうか。
まさかそんなことはないでしょう。
でも聞く方としては、「あなたは悪いことをしようとしていますね」「卑屈な態度ですね」と
言われているようでいい気持ちがしません。

単にこのCMを考えた人が言葉選びにに無神経だったというだけことかも知れませんが。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.03.27

白馬の騎士?

テレビや新聞紙上でホワイト・ナイトを白馬の騎士とする言い方は、もはや定着して
しまったようです。
しかし、ケロケロはまだ納得できません。そこで辞書を調べることに。(^_^;)

小学館 ランダムハウス英和大辞典
White Knight:(経済)企業買収の危機にある会社などを救済するために介入する
第三の企業
Black Knight:買収される側の企業の望まない株式公開買い付けを強行しようとする個人(企業)
Grey Knight:灰色の騎士。企業乗っ取りに暗躍する介入者

大修館 ジーニアス英和大辞典
White Knight:政治改革者、救いの主(会社が乗っ取られないように出資する救済
会社)

Oxford Advanced Learner's Dictionary(和訳はケロケロ)
White Knight:他社から不当に安い価格で買収されようとしている会社を救う個人
または組織

Longman Advanced American Dictionary(和訳はケロケロ)
White Knight:企業に他社から支配されないように救済目的で資金を注入する個人
または企業
Black Knight:企業のオーナーの意志に反してその企業の株式資本の大半を
取得しようとする個人または会社

どれを見ても白馬・黒馬・灰馬などの「」が出てこない。
白は正義・潔白、黒は邪悪・不正、灰色はどちらか分からないが胡散臭いという
意味合いのようで、日本語と同じですね。

さて、テレビ会社が助けを求めた第三のIT関連企業が、ホワイトなのか?
ブラックなのか?
今のところはグレーと見ていた方が良さそうですね。(^_-)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.03.20

白馬の騎士

インターネット関連会社とテレビ会社の争いが、連日ワイドショウを賑わせていますね。
ある解説者が、両者の争いに仲介役として白馬の騎士(ホワイトナイト)が現れて
双方痛み分けの形で治まる可能性があると言っていました。
ケロケロは株式争奪戦には全く無関係なので、どんな結末になっても痛くも痒くも
ないんですが、白馬の騎士には「ちょっと違うんじゃないの」と首を傾げたくなりました。
ケロケロに首があるかどうかは別として、この言い方はおかしくないですか。
ホワイトナイト(White Knight)だったら白騎士じゃないですかねえ。
白装束の騎士は必ず白馬に乗っているとは限らないですよね。
白馬の騎士というと「弱きを助け強きをくじく正義の味方」というイメージを感じますが、株式争奪戦ではどうもそうでもないらしい。
念のために和英辞典を引いてみました。

プログレッシブ英和辞典(小学館)
White Knight政治改革者、運動[主義]の闘士:

アレレ、白馬の騎士とはずいぶんイメージがちがいますねえ。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

2005.03.09

雪やこんこ その3

困ったときの広辞苑、それでダメなら大辞林、最後の頼みは日国辞典というわけで、
原点にかえって辞典で調べてみました。

広辞苑第5版 
こんこ:なし
こんこん:1.2.3.略
     4.雪やあられがしきりに降るさま。
第4版までは、4.雪または雨の降るさま。となっていた。しきりにが付け加えられた。
つまり、雪やあられが、しげく降り続くということらしい。

大辞林第2版  
こんこ:なし
こんこん:1.2.3.略
     4.雪やあられがしきりに降るさまを表す語。
      「~と大降りになりだした往来の雪/星座 武郎」
広辞苑とほぼ同じ。用例として。有島武郎の「星座」の1節があげられている。

日本国語大辞典第2版第5巻  
こんこ: {副}雨や雪、あられなどの降り続くさまを表す語。こんこん。
※咄本・一休咄(1668)四・五「雪やこんこ、あられやこんこ、お寺の柿の木にふりやつもれこんこ」
※唱歌・雪(文部省唱歌)(1911)「雪やこんこ霰やこんこ降っては降ってはずんずん積もる」
こんこん:1.2.3.略
     4.雨や雪、あられなどの降るさまを表す語。
※星座(1922)(有島武郎)「こんこんと大降りになり出した往来の雪をぼんやり瞬きもせずにながめながら」
用例は大辞林と同じもの。

さすが日本国語大辞典(小学館)ですね。「こんこ」という語が載っていました。
それも「こんこ」=「こんこん」だったとは。
江戸時代前期の咄本・一休咄に「雪やこんこあられやこんこ」という用例があったとは驚きでした。
「こんこ」=「こんこん」=雨や雪、あられなどの降るさまを表す語だったんですね。
ひょっとすると唱歌「雪」の作者はこのことを知っていたのでは?

「お寺の柿の木にふりやつもれ来い来い」では意味が分からなくなりますから、「来い来い」説は分が悪くなります。
この日国辞典の説はかなり説得力がありますね。
今やケロケロのココロは90%ぐらい日国辞典説に傾いています。(^_^)


| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.03.07

雪やこんこ(その2)

桜子さん、渾沌さん、コメント有り難うございました。m(_ _)m

NHKの深夜放送を聞いて、面白いなあと思い気楽に書いたので、まさかコメントが付くとは思ってもいませんでした。
また、「こんこ」説を鵜呑みにしたわけでもありませんでした。
しかし、こうなると、いささか責任を感じます。そこで、少し考えてみました。

野ばら社の「美しい日本のうた」を見ると、作詞・作曲不詳となっていて、作詞者に確かめようもありません。
楽譜を見ると、「こんこ」は四分音符に「こん」、八分音符に「」、後は八分休符となっています。
八分休符に「」は割り付けられていません。
作者は意識して「こんこ」としたものと考えられます。
更に注釈に、明治四十四年六月「尋常小学唱歌(二)」。雪やこんこ=雪よ来い来いの意。と書いてあります。
これから察すると尋常小学唱歌(明治政府の国定教科書?)には、「こんこ」となっていたのではないでしょうか。
現場の教師としては、お上の意向には逆らえませんから、「こんこん」だと思っていても「こんこ」と教えるしかなかったと想像します。

金田一春彦先生監修の学研国語大辞典には
こん・こん(副)(「~との形でも使う」)
2.雪・あられなどの降るようす。「~と降る雪」 (参)もとは「来う来う」に由来するという。
となっています。
大野晋先生の説では「来む来む」で「来い来い」の意味だとか。
でも「(文語)」や「(口語)」はいずれも推量の助動詞ですから、「来るだろう」という意味になるのではないでしょうか。
とても「来い来い」説には承服できません。

では一体全体「こんこ」とは何なんでしょうか。
この後は、ケロケロの独断と偏見による無責任仮説です。(^_-)

1.雪の作者は「こんこん」と書きたかったが、音符にうまく割り付けられないので、
やむを得ず「こんこ」にした。リズムもそのほうが歯切れがよい。

2.「こんこん」は「来い来い」ではなく、国語辞書にある通り「雪の降り続くさま」を表す擬態語ではないか。そのほうが歌詞の「降っては 降っては ずんずん積もる」や「降っても 降っても まだ降りやまぬ」に素直につながる。

3.「来い来い」だと「ずんずん積もれ」「まだ降りやむな」と命令調にしないと収まりの悪い文章になる。
というものですが、いかがでしょうか。

諸先生方の御高説の前では「蟷螂の斧」に過ぎませんが。(^^;)
でも、もう少し調べてみますね。今日は月曜ですから図書館は休みです。明日行きます。
(その3に続く)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.03.04

とんでもございません

kao
日本語の関する某メールマガジンで「とんでもございません」は文法的に間違いであるという解説がなされていました。
とんでもない」は「とんでもな・い」と言う一つの形容詞で、「とんでも+ない」と分割できないから、「ない」の丁寧語「ございません」にはならないというのです。

では、「とんでもない」を丁寧に言いたいときは、何と言えばいいのでしょうか。

そのメールマガジンでは、「とんでもないです」「とんでもないことです」という言い方があると解説していました。
でも、ちょっと違うような気がします。
とんでもない」は話し手の感情がそのまま表れていて率直な言い方と言えます。
しかし、ややぶっきらぼうな感じもしますね。
もう少し丁寧に言いたいときは「とんでもないです」という言い方があります。
でも語感が少々違います。「とんでもないことです」は第三者として客観的な言い方のように感じます。

よく「○○という言い方は文法的に間違いである。」という人がいます。

文法って何なんでしょうか?

ある明治の文豪が「日本語には文法がない。」と言ったとか。

世界に数千もあるという言語の中に文法のない言語があるのでしょうか?

その文豪先生は「日本語の文法は研究不十分である。」とか「日本語の文法の研究は発展途上である。」
とか言っておけば良かったのに。(^_-)

私は「文法は後付の理屈である」と言いたいです。
つまり「先ず文法ありき。」ではなくて、「先ず言葉ありきで、文法はその言葉遣いのルールを後追いで理屈付けするものである。」と言いたいです。
理屈と膏薬はどこにでも付く。」のです。

そこで私流「とんでもございません」擁護論です。

1.とんでもないの丁寧な言い方がない。

2.とんでもございませんと言われて気分を害する人はいないだろう。

3.とんでもないは「途+で+も+ない」が変化したものという説がある。

異論があることは承知しているが、他に説得力のある説がない。

この説によると、「」は道と同じで道理・筋道の意。
で・も」は助詞。「ない」は否定詞。
 否定詞「ない」を丁寧に言えば「ありません・ございません」となる。

4.文法的に間違っていると言うが、文法は大勢の人が使う言葉のルールを、あとから追認するもの。

つまり後追いの理屈で、先ずはじめに文法ありきではない。

と言うわけで、私は「とんでもございません」は大いに結構という立場なのです。(^_^)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2005.03.02

ちゃどう

茶道
テレビを見ていたら、見るからに教養のありそうなご婦人が、
茶道ちゃどう と言っておられた。
「あれっ? さどう だろう。」 変に思って広辞苑を調べたら、何と
ちゃ・どう[茶道]① 茶の湯によって精神を修養し、・・・・。さどう
と書いてありました。
念のため「さどう」を引くと、
さ・どう[茶道]
①→ちゃどう。となっていました。さどう ではなくてちゃどう を見よということらしい。
広辞苑では、茶道はちゃどう が元でさどう が慣用ということになります。
同じような例が他にもあります。
ずがいこつとうがいこつ:頭蓋骨  
びゃくや→はくや:白夜
いちいち辞書で調べなければ、うっかりしゃべれないことになりそうです。(^_^;)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.10.22

女王蜂

hati.jpg

某局のTV番組で、蜂蜜の話しをしていました。
アナウンサーが男女1名ずつ、女性レポーターが一人でした。
そのレポーターが「女王蜂」をじょうおうばちと言っていました。
あとの二人はじょおうばちと発音していたのですが。
「女」には音読みで「ジョ・ニョ・ニョウ」訓読みで「おんな・め」の読み方がありますが、
「ジョウ」と言う読み方はありません。
でも最近、ジョウと発音する人が増えているとか。
「ニョ・ニョウ」があるから「ジョ・ジョウ」があってもおかしくないかも知れませんが、現在はまだ誤読とされているのではないでしょうか。
女性をジョウセイと言ったり、王女をオウジョウと言う人はいないと
思うんですがいかがでしょうか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.10.12

清音と濁音

濁音と清音
ある中国人Aさんと私Kの会話です。
A:「夏休みに、ディズニーランドに行きたったです。」
K:「えっ。誰が?」
A:「私が行きたったんです。」
K:「ああ、あなたが行きたったんですね。」
A:「・・・・・。」
韓国や中国出身者の中には、清音と濁音の区別がつかない人が結構多いんです。
読み方の練習をしていると「てんてんがついていますか。
ついていませんか。」
と聞かれることはしょっちゅうです。
天気と電気、日が照ると日が出る、移転と遺伝、クラスとグラスなどなど・・。
日本人が英語の「R」と「L」の違いを聞き取れないのと同じですね。
どうやったら分かって貰えるか、頭をひねっているんですが、
どなたか教えていただけませんか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.10.04

じっ か じゅっ か?

juu.jpg
9月29日の朝日新聞の投書欄に、「十」を「じゅっ」子に教えてバツ という投書が掲載されていました。
小学一年生の子どもさんの宿題の「十ぴき」に振り仮名をつける問題で、「じゅっ」と教えたら、「じっ」と直されてバツ印がついて戻ってきたというものでした。
このお母さんは、そのことにたいへん御不満のようで、「今の国語教育は間違っていない?」と思われたそうです。

 手元の国語辞書、漢和辞典を、いくつか見ましたが、「十」には「じゅっ」という読み方はありません。
昭和56年の内閣告示「常用漢字音訓表」にも、「十」の読み方は「ジュウ」「ジッ」「とお」「と」の4つしかありません。
これでは学校の先生が「じゅっ」にバツをつけるのは当然でしょう。

 一般に助数詞十個などの場合「じゅう」の発音として「じゅっ」「じっ」の二通りがあるのが現実です。
私たちのグループで外国出身者のためのテキスト「にほんご初級」を作ったときも、助数詞の読み方として、十個、十匹、十本
などの十を「ジュッ」とするか「ジッ」とするか考えた末、「ジッ」としました。拠り所にしたのは、常用漢字音訓表でした。
 しかし外国人向けのテキストをみると、「ジュッ」の方が優勢のようです。NHKのテキスト「にほんごでくらそう」でも「ジュッ」が採用されています。
NHK に問い合わせたところ、「にほんごでくらそう」の執筆者のS先生から鄭重な返事をいただきました。
要約すると
1.外国人向け日本語テキストでは、「じゅっ」が多く採用されている。
  外国人には「じゅっ」の方が「十(じゅう)」から連想しやすいからではないか。
  統計的根拠はない。
2.NHKのアナウンサーは「じっ」と発音することになっている。
これは聞き取りやすさと、発音しやすさが理由と思われる。

確かに、「十中八九」は「じゅっちゅうはっく」より「じっちゅうはっく」の方が発音しやすいし、聞き取りやすいようです。
でも、NHKのアナウンサーの中にも、十分間をじゅっぷんかんと発音する人がいるので、あまり徹底されてはいないようです。

 話し言葉としては「じゅっ」でも「じっ」でもかまわないと思います。しかし、辞書を引くときは「じっ」でないといけないようです。
手元の辞書で試してみました。
十戒、十界、十誡、十干十二支、十訓抄、十指に余る、十種競技、十進法、十中八九、十手、十哲、十把一絡げ、十返舎一九、十方などすべて「じっ~」となっていました。

書いたとおり発音しないという例は、いろいろあります。助詞の「は」「へ」もそうです。
時計の振り仮名は、「とけい」と書かなければ、バツ点になりますが、話しの中では「トケー」と発音されるのが普通ですよね。
振り仮名の表記と発音は別物と考える方が気が楽になります。
次回「にほんご初級」を改訂するときは、「じゅっ」という言い方もあるということを付記したいと思っています。

| | Comments (514) | TrackBack (0)